「お気に入りの洋服なのに、お洗濯したらヨレヨレに・・・」なんて経験ありますよね?!
そもそも家庭の洗濯機で洗濯して良いのか、クリーニングに出すべきなのか?家はドラム式乾燥機を使っても大丈夫?
タグの洗濯表示は確認していますか?難しそうに見えてもポイントをおさえれば大丈夫!
洗濯マークの見方や洗剤の選び方、アイロンかけのコツなど、
”大好きなお洋服を長持ちさせる為”の正しい取り扱い方法について解説します。
洗濯マークは5つの基本記号がベースです。
付加記号や数字でその衣類に合った洗濯方法を記しています。
家庭洗濯機OK
このマークがあれば、家庭の洗濯機で洗濯可能。
マークの中の数字は家庭洗濯での洗濯液の上限温度を表しています。
手洗いしてね!
洗濯桶に手を入れているマークは、手洗いができることを示しています。
洗濯機使用は基本的に不可。衣類の傷みを抑えてやさしく洗い上げるデリケートな衣類専用のコースがあれば、洗濯機洗いが可能です。
家庭での洗濯NG
洗濯機・手洗いともに家庭洗濯は基本的に不可。
クリーニングに出しましょう。
漂白剤使用OK
このマークは塩素系漂白剤も酸素系漂白剤も使えます。
酸素系漂白剤の使用OK
酸素系漂白剤の使用が出来ます。
塩素系漂白剤は使用できません。
漂白剤使用NG
このマークのある衣類は、酸素系・塩素系ともに漂白剤の使用はできません。
吊り干し自然乾燥
いつもの吊り干しで大丈夫です。
濡れ干し自然乾燥
脱水できません。日陰で濡れ平干ししてください。
脱水が出来ないのでタオルドライなどを用いて水気を取ってから干すと良いです。
タンブル乾燥OK
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能や、コインランドリーなどの回転ドラム式の乾燥機使用可能。
タンブル乾燥禁止!
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能や、コインランドリーなどの回転ドラム式の乾燥機は使用できません。
高温でアイロン仕上げ
底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる
中温でアイロン仕上げ
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる。
低温でアイロン仕上げ
底面温度110℃を限度としてアイロン仕上げができる。
スチームはなしで!!
アイロン仕上げ禁止
アイロン掛けができません。直接アイロンの底面が触れないようスチームなどを当てることで繊維のシワが取れることがあります。
家庭では洗えません
このマークの〇の中にPやWがあることでドライクリーニングやウエットクリーニングなど、プロの方が使用する洗濯方法がわかります。
〇があったらプロの方にお願いしましょう。
このマークと【手洗いしてね!】のマークが併記されている場合は、家庭でも洗濯が可能。
ドライクリーニング禁止
〇に×が付いたこのマークはドライ(ウェット)クリーニング不可の意味ですが、自宅で洗濯できるという意味ではないので気を付けて!
【手洗いしてね】マークがあっても洗濯機で洗える場合もあります。
衣類や汚れに合った洗剤や洗濯機のコースを選ぶことで、衣類を傷つけずに洗濯しましょう。
おしゃれ着用洗剤(中性)
ニット類や、生地が傷みやすいレーヨンなど、デリケートな服を洗う時に使います。 手洗いや洗濯機の弱水流で洗う衣類向け。 脱水はかるくするか、タオルドライなどがおすすめです。
粉末洗剤(弱アルカリ性)
汚れをしっかり落とす洗剤です。
皮脂汚れのつきやすいものに向いています。
※ひどい汚れには粉末洗剤を水で少し柔らかくして直塗りするか、つけ置きすると汚れが落ちやすいです。
液体洗剤(弱アルカリ性/中性)
洗剤の溶け残りなどなく、すすぎの回数を減らせる製品が多いので、普段使いに向いています。
液体洗剤でも弱アルカリ性のものは汚れをしっかり落とせます。購入する際に内容を確認しましょう。
アイロンがけが苦手な人でも、ほんの少し気を付けるだけで仕上がりが変わります。
①しわを伸ばして置く
衣類はしわを伸ばしアイロン台の上にきちんと置きます。
②まずは手アイロン
アイロンをかける前に手でシワを伸ばしておく。
③一方向に動かす
衣類の上でアイロンを往復させるのはNG。アイロンをすべらす場合は一方向にゆっくりと動かします。
折り目を付ける時はアイロンを滑らせるのではなく、上から軽く押さえるイメージ。
④アイロンを持たない方の手を使う
アイロンを持たない方の手で、衣類を押さえたり、縫い目を引っ張ります。
アイロンのスチームとドライの使い分け
ニット製品をふんわり仕上げたい時に、蒸気の出る「スチーム」を使用します。
綿製品のしわを取りたい場合は、霧吹きで水分を十分に与えてから「ドライ」でかけます。
合成繊維は水分による効果はないため「ドライ」でかけます。
まとめてアイロンをかけるときは
上記のアイロンマークを確認して、「低温」から「高温」の順にかけるようにします。
高温になると冷めにくいため「低温」に適した衣類から「高温」に適した衣類へ順番にかけると効率が良いです。
お気に入りのお洋服も洗濯表記通りに正しく丁寧に扱えば長持ちさせられます。
いつも清潔に、大好きなお洋服を可愛く着こなしてお洒落を楽しみたいですね。